ヒースロー空港がサムスンにジャックされている?！

ヒースロー空港がサムスンにジャックされている?！

ヒースロー空港のターミナル5が2014年5月19日から2週間限定でTerminal Samsung Galaxy S5(ターミナル　サムスン　ギャラクシー　エスファイブ)と改名されている事を知っていますか？

photo by JamesZ_Flickr

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韓国の大手電気メーカー「サムスン」が2013年に使った広告費は約140億ドル。アップル社の広告費の約14倍で北ヨーロッパにあるアイスランドのGDPを上回る金額です。そして今回サムスンがスマートフォン「Galaxy S5」のプロモーションの為に打ち出したのはロンドンのヒースロー空港ターミナル5をTerminal Samsung Galaxy S5と改称する作戦でした。

【ターミナルファイブ】改め【ターミナル　サムスンギャラクシーエスファイブ】

5月19日から2週間ターミナルの入り口からチェックインカウンター、ラウンジやセキュリティーポイント、バゲージリクレームエリア、そしてメインターミナルにある172のデジタルパネルとありとあらゆる場所にTerminal Samsung Galaxy S5とスマートフォンのイメージが表記されます。そして空港内の家電ショップ、Dixons TravelではGalaxy S5を実際に使って試すことができるコーナーが設置されています。

photo by @Poltymon

世界でもっとも忙しいターミナルと言われ、１日に何千人もの乗客の目にふれる宣伝効果ははかりしれないモノがあると予測されていて、サムスンUK & Irelandの副頭取ラッセル・テイラー氏は「私達はいつもブランドのインパクトを最大限にする道を探している。ヒースロー空港とのパートナーシップは今までにどのブランドもやった事がない。」と語っています。

やりすぎだという声も上がっていますが、旅行者のなかにも「混乱するから大メイワク！」と言う人や「限定の2週間にあたってラッキー！」と思う人などさまざまではないでしょうか。

この先ますます過熱するであろう奇抜なコマーシャル合戦。「月の表面」に広告を出す会社が現れるのもそう遠くない未来なのかもしれません。

期間中にターミナル５を利用する方は間違えないようにしてくださいね。