ヒゲの歌姫コンチータ・ヴルストがユーロビジョン2014で優勝

オーストリア出身のヒゲの歌姫Conchita Wurst/コンチータ・ヴルストがコペンハーゲンで行われた2014年のユーロビジョンコンテストで優勝しました。     まず何よりもインパクトある外見に驚きますが、歌い始めたとたんに彼女の歌唱力にまたびっくり。オーディエンスはどんどん心を奪われてしまいます。   オーストリア国内ではヒゲのドラッグクィーンをユーロビジョンコンテスト代表として出場させる事に対して大きな議論が巻き起こりましたが、見事優勝を勝ち取りました。   1988年11月6日生まれ。オーストリアのダムンデン出身で本名はトーマス・ノイヴィルト。2007年にオーストリアのオーディション番組｢スターマニア｣に出場して最後まで勝ち残りました。当時女装はしていなかったものの、2011年からはドラッグウィーン、コンチータ・ヴルストとしてテレビに出演しはじめました。   コンチータはトーマスが創造したキャラクターの１つで幼い頃から”他と違う”事で受けてきた体験に対する返信であり、重要なメッセージを送っているそうです。ヴルストはソーセージという意味でドイツの｢私にとって全ての者はソーセージだ｣ということわざから、コンチータは「キューバ人の友達からもらった名前」だそうです。

　

ユーロビジョンコンテスト2014　Rise like a phoenix

httpsv://youtu.be/SaolVEJEjV4

 

スタンディングオベージョンを受けるコンチータ。マイ　ハート　ウィル　ゴー　オン

httpsv://youtu.be/WmL7m0by4UQ

 

彼女のスタイルに賛同する人もいれば反発する人もいます。彼女の言葉からは自身が偏見を肌で感じてきた様子が伺えます。

 

I would like youngsters and children to grow up

knowing that the way you are is fine.

「若い人や子供がありのままの自分でいいと自覚しながら育って欲しい」

 

 My stance is that I fight for something positive rather than against something negative.

「私のスタンスはネガティブなモノと戦うよりポジティブなモノのために戦う事。」

 

It has often happened that people who were not really my fans, after speaking to me, told me I was actually a nice person and I thought,

yes, that’s the whole point!

People should try to look at what’s behind the façade.

「私のファンじゃない人と話すと、本当はいい人だって言われる事がよくあるの。

そうなのよ。皆が人の内面を見るべきなのよ」

 

今後世界中から注目されるアーティストになる事は間違いないですね。

 

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