キリンが余命1週間の動物園職員に最後のキス

キリンが余命1週間の動物園職員に最後のキス

末期癌をわずらい余命1週間と宣告された男性。自分の命が終消える前世話をした動物達にもう一度会いたいという最後の願いが聞き入れられました。

動物園に運びこまれたポータブルベッドの上に横たわり動物達を見つめる彼に１頭のキリンがやってきて最後のキスを贈った感動的な瞬間がカメラにとらえられました。

photo by Henrik Bennetsen

 

　

マリオさん(54歳)はオランダのロッテルダムにあるブライドープ動物園でキリン舎の掃除をする仕事をしていました。彼は成人してから人生のほとんどを動物達の世話に捧げてきました。しかし癌が見つかり仕事を続ける事ができなくなりました。

 

世話をした動物たちに最後のさよならを言いたい

マリオさんの癌が進行し余命1週間と宣告された時、彼は病院のベッドをキリン舎に運んで欲しい。そして一緒に過ごした動物達にお別れを言いたいと頼みました。彼の最後の望みはthe Ambulance Wish Foundation (ザ・アンビュランス・ウィッシュ・ファンデーション)という死期の迫った人達の願いを叶えるチャリティー団体の助けによって叶えられる事になりました。

近づいた1頭のキリンが最後のキス

マリオさんはポータブルベッドでキリン舎に運ばれました。

｢動物達はマリオを覚えていて、彼に何かが起こっている事を感じ取ったようです。｣(チャリティ創立者のベルドボーアさん)

すると1頭のキリンがベッドに近づいて行き彼の顔にキスをしました。

ベッドに横たわる余命1週間のマリオさんに1頭のキリンが近づいて最後のキスを…心を打つ感動的なシーン(Daily Onlineのウェブサイトです。)

 

｢感動の瞬間だった。マリオの顔はとても晴れやかだったよ。｣

精神障害があったマリオさんは動物達にさよならをした後、ずっと一緒に働いた同僚たちにも最後のお別れをしたいと望みました。

｢彼の最後の望みを叶える手伝いができた事を誇りに思う。｣ベルドボーアさんは語りました。

 

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