監視カメラに写ったのは処刑された伯爵？幽霊の動画

誰もいない深夜のパブに映る人影のような物

床にはグラスの破片が散らばり、誰もいない店内で影のようにユラユラする人物らしき物を映したあと監視カメラの映像は突然止まります。

イギリス北部のボルトンにあるパブ｢Ye Olde Man and Scythe｣(イェー オールドマン アンド サーイズ)のトニー・ドーリーさんは2014年2月14日朝、出勤して店の様子がおかしい事に気づき監視カメラをチェックしました。するとなぜかカメラは朝の6時18分に止まっていました。

｢私達はカメラの影像を見る事にしました。そして何かが映りこんでいるのを発見したんです。｣

｢正直、僕は幽霊とかそういう物は信じません。でも実際に自分の身におこると本当なのかもしれないと思うようになりますね。｣

 

誰もいないはずのパブに人影らしきものが…

httpsv://youtu.be/ZHiHZPe4C4k

760年の歴史　イギリスで4番目に古いパブ

｢Ye Olde Man and Scythe｣は1251年に建てられたイギリスで4番目に古いパブです。(Scytheとは大草刈りがまの事です。悪魔が持ってるアレですね。)

　

実はこのパブには以前から歴史にまつわる呪いがあるのではないかと噂されていました。

1644年に数百人の軍人と一般市民が殺されたボルトンの大虐殺がありました。このパブのある一帯で1600人もの人達が命を落としたのです。

また1651年の内戦、ウスターの戦いで大敗した王党派の第7代ダービー伯爵ジェームズ・スタンレーが首をはねられて処刑されました。彼が外に引きずり出される最後の瞬間まで座っていた椅子が今もまだパブの店内に残っています。彼の霊が当時宿屋だったパブに住みついているのではないかと言われています。

処刑されたジェームズ・スタンリー伯爵

ウィキぺディアより出典

こうした血にまみれた歴史と深くかかわっているパブだけに今までに心霊ホットスポットとして集会などが行われる事もありました。760年にも渡って歴史を刻んできたパブには数百年前に倉庫で首を吊った女性や幼くして亡くなった8歳の女の子の霊、あるいは犬の霊など少なくとも25人の心霊がいると言われています。

ドーリーさんは語ります。

「幽霊の噂がいつもあったので霊能力者に来てもらった事もあります。｣

｢たまに物音がするんです。建物がきしんでいるのかそれとも他の何かなのか…｣

 

映像を見たイギリス人の反応は

｢ゾッとしたわ。こわい！｣

｢スゴイな　本物の幽霊がカメラに映るなんて！｣

｢劣化したビデオテープの映像じゃないか?｣

｢このパブには何度か行ったことがあるけど確かに何かを感じる事がある。でもこの映像は本物じゃないと思うわ｣

などさまざまです。

 

イギリスは世界でも稀にみる監視カメラ大国。そして歴史ある建物があちこちにあれば映るはずのない物が移りこんでしまう事は起こりやすいのかもしれません。

パブに現れた幽霊。お酒を飲みすぎてグラスを割っちゃったんでしょうか？

 

＜参考＞Mirror誌

 

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